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魚は骨があって面倒くさい、食べにくいって思いますよね。きっと昔の人もそう思ったのかもしれませんが・・・
博多の七五三には3歳になると、今まで大人の食事を分けてもらっていた子供に“食事”というものを教えるため成長を祝う気持ちも込めて、大人とは別に『ポッポ膳』という白木で四角い足つきの博多曲物のお膳を用意する風習があります。「ポッポ」はお膳に描かれた鶴亀の鶴=鳥=ポッポが由来だそうです。
ポッポ膳にはお赤飯や尾頭付きの魚などが乗り、食べ方のマナーや箸の使い方、骨の取り方などを大人から教わります。
日本で、海に接していない県は47都道府県中わずか8県です。そのくらいぐるりと海に囲まれた国といえます。それ故に昔から海で摂れる食べ物を大切にしてきた食文化ともいえます。魚介類は、日本に暮らす人々にとって今でも重要なタンパク源であることは間違いありません。
魚は骨がちょっとねと思うかもしれませんが、昔の人も小さな頃から小さなお膳の前で練習していたのかなと思うと、自分を育ててくれた人の愛情を感じたり、日本文化ってなんだかいいなと思えて、魚を食べることが日本で生きる証のひとつかなと思ったりします。
画像はこちらのサイト↓のお写真をお借りしました。
http://magemono.com/goods/poppo